ラウオルフィア
(Rauwolfiae Radix:ラウオルフィア)
インドジャボク(キョウチクトウ科)の根ラポンチシン (rhaponticin:ラポンチシン)
reserpine, ajmaline(血圧降下)を含む。
→アルカロイドを含む生薬、 レセルピン、アジマリン
ラポンチン (rhapontin:ラポンチン)
(構造式)
代表的なスチルベンで、染料として使う大黄(局方収載でない)に含まれる。大黄の純度試験の際にこれが含まれていないかどうかを確かめる。
→大黄、 スチルベン、 ラポンチン
ラポンチシンの別名リーベルマン・ブルヒァード反応 (Liebermann-Burehard's reaction:リーベルマン・ブルヒァード反応)
→ラポンチシン
ステロール、トリテルペン類の呈色反応リグナン (lignan:リグナン)
これらのクロロホルム溶液に無水酢酸と濃硫酸を滴下すると、その境界面が赤紫色を示す。
→トリテルペン、 サポニン、 ステロイド
狭義には、フェニルプロパノイド2分子がβ炭素間で結合した化合物のことを指すが、その他にもβ炭素以外の炭素、酸素間で結合したネオリグナン(neolignan)、3分子のフェニルプロパノイドが結合したセスキリグナン(sesquilignan)、4分子が結合したジリグナン(dilignan)も含めてリグナンと総称する。高等植物に広く分布し、特に材部に多い。リナロール (linalool:リナロール)
→ポドフィロトキシン、 セサミン、 シザンドリン、ゴミシンA、 マグノロール、 ホオノキオール、 フェニルプロパノイド、 ゴミシン A
リモニン (limonin:リモニン)
(−)体はリナロエ油、芳樟油、クロモジ油、ベルガモット油、(+)体はオレンジ油、ジャスミン油の主成分
→モノテルペン
リモネン (limonene:リモネン)
ミカン科植物に広く分布する苦味質
→黄柏、 トリテルペン
竜胆 (Gentianae Scabrae Radix:リュウタン)
コレステロールや胆石を融解する。
→柑橘類、ハッカ、 モノテルペン、 枳実、 陳皮、 橙皮
トウリンドウ(Gentiana scabra、リンドウ科)の根、根茎ルチン (rutin:ルチン)
genchiopicroside など(苦味健胃薬)を含む。
→苦味配糖体を含む生薬、 ゲンチオピクロシド、 苦味健胃薬
レセルピン (reserpine:レセルピン)
血管補強作用
毛細血管の強化、血管の補強作用があり、脳出血、高血圧の予防、肺出血、紫斑病、網膜出血などに用いる。
クエルセチンの誘導体
→槐花、 クエルセチン、 フラボノール類
ロートコン (Scopoliae Rhizoma:ロートコン)
ラウオルフィアの主アルカロイド
血圧降下薬、精神安定薬、鎮静薬として用いられる。
中枢性の鎮静作用と降圧作用がある。
→ラウオルフィア、 インドールアルカロイド、 アルカロイド
ハシリドコロ(Scopolia japonica、ナス科)の根茎、根ロガニン (loganin:ロガニン)
atropine, scopolamine(中枢興奮,副交感神経抑制)を含む。
→アルカロイドを含む生薬、 アトロピン、 スコポラミン
ホミカ等に含まれる苦味成分
→ホミカ、山茱萸、 モノテルペン